ご予約はこちら

0721-25-7650

  • 2024年7月1日

捻挫の鍼灸治療について詳しく解説!

こんにちは!富田林市の鍼灸院元気のツボの寺元です。今回は捻挫の鍼灸治療についてです。捻挫は関節を支える靭帯や周囲の組織が傷ついてしまうケガです。最も一般的にみられるのは足首の捻挫が多いですが、他の関節(手首、肩、膝など)でもよく見られます。ここではその捻挫について当院の考え方、鍼灸治療の解説をしていきます。

他にもに鍼灸の効果や適応症状についても別の記事でご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください!

一般的な捻挫の鍼灸治療

鍼と灸には患部の炎症を抑える効果があります。ケガしたての急性の場合、腫れが関節の動きを制限するので、早めの対処が重要になります。施術する場所はもちろん患部です。炎症が治まった痛みの後遺症や可動域制限は、損傷した関節内に問題が残っている可能性があるので、骨の隙間に集中的にアプローチしていきます。足関節捻挫の場合は、外くるぶし周りの靭帯が傷ついていることが多いので、その周りの「申脈」「丘墟」のツボを使います。

捻挫の重症度

捻挫には3段階の重症度に分けられており、治療期間や施術の対応が変わります。

1度損傷(軽度の部分断裂)

関節の不安定性が無い、軽度の捻挫です。よく足首がぐねった時に軽く伸ばしてしまったという言い方をする人もおられます。ただ、軽度といっても靭帯損傷には変わりないので、放っておいたら腫れや痛みは一週間以上続きます。軽度でもRICE処置は必ずさせて施術していきます。

2度損傷(関節不安定性あり)

2度損傷以上は骨折の疑いも考えられるので、まずは病院でレントゲン検査などをしてから施術を受けることをオススメします。受傷後しばらくして炎症が治まり、痛みもない状態でも、捻挫後は関節の不安定性、もしくは関節の可動域制限が残っていることが多いです。そのまま生活していると、膝や股関節、腰痛などに派生してしまうこともあるので、鍼灸治療+運動療法が必要になってきます。

3度損傷(重度の関節不安定性あり)

人によってはシーネ固定、松葉杖による絶対安静の処置を受けることがあります。2~3度損傷は靭帯が関節を支える能力が失われているので、その分筋肉で支えなければなりません。筋力強化、バランス強化による関節の安定性、反応性を再教育しつつ、鍼灸治療によるケアが重要になってきます。

捻挫で鍼灸治療を選ぶ基準とは?

捻挫は放っておいても痛みは取れます。しかし、それまでにかばって生活をしていた体への負担が尾を引いてしまい、長患いすることはよくあります。鍼灸施術なら受傷直後でも施術ができるので大幅な治癒期間の短縮が見込めます。

当院の捻挫の鍼灸治療

当院の施術の一例です。受傷した靭帯周りに叢刺して微弱電流を流し、炎症もしくは関節内のつまりを良くしていきます。これは鍼でしか出来ないアプローチです!他にも捻挫とかかわりのある筋肉も一緒にケアを行い、関節の負担を軽減させていきます。

まとめ

捻挫は日常生活、スポーツ、事故など様々な状況で突然起こります。そこからだんだん炎症が始まり、痛み、腫れ、熱感が出現し、その後の生活が困難になっていきます。炎症が治まってもイマイチ違和感が残存し、調子がよくない方も、たくさんいらっしゃいます。やはりお早めのケアが重要ですし、再発もよくありますのでしっかり治してくださいね!

他にももっと詳しく鍼灸のことを知りたい場合は別記事でも紹介しております!

大阪で深鍼のできる鍼灸院をお探しでしたら元気のツボをぜひお試しください!

NEW POSTS

他の新着記事