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  • 2024年7月15日

胸郭出口症候群の鍼灸治療について詳しく解説!

こんにちは!富田林市の鍼灸院元気のツボの寺元です。皆さんは手のシビレや冷え、握力低下などの症状でお困りではないでしょうか?胸郭出口症候群は首から肩にかけての神経や血管が圧迫されることによって症状が現れます。主になで肩の人や電気工事士など、手を上げながら作業をする職業の人、野球などの手を使うスポーツ選手に多くなりやすい運動器疾患です。ここではその胸郭出口症候群について、当院の考え方、鍼灸治療の解説をしていきます。

他にも鍼灸の効果や適応症状についても別の記事でご紹介していますのでこちらもぜひ読んでみてください!

一般的な胸郭出口症候群の鍼灸治療

一般的な胸郭出口症候群の鍼灸治療は、首や肩の筋肉(斜角筋や小胸筋)の過緊張を緩める施術を行います。シビレがある場合は鍼の手技で神経刺激をを起こし、パルスを流します。使うツボとしては、「雲門」「中府」「天鼎」などを使い、神経、動脈の圧迫緩和を狙います。

胸郭出口症候群のタイプ

胸郭出口症候群は神経、血管が圧迫されるところが決まっています。そこに対してしっかり施術していけば大幅な改善が見込めますので、その場所を説明します。

斜角筋タイプ(斜角筋症候群)

首の前側~肋骨についている筋肉で、前・中・後と3つの斜角筋があります。その中で前・中斜角筋の間から神経、血管が通るのでそこに圧迫がおきると症状が現れます。徒手検査でアドソンテスト、モーリーテストを行い、陽性なら施術を行います。

小胸筋タイプ(過外転症候群)

前側の肋骨~烏口突起(肩甲骨)についている筋肉で大胸筋より深い層にあります。神経、血管は肋骨~烏口突起の下をくぐり抜けて上腕に伸びていくので、そこに小胸筋の緊張があると症状が現れます。徒手検査でライトテストを行い、陽性なら施術を行います。

鎖骨下筋タイプ(肋鎖症候群)

肋骨~鎖骨についている筋肉です。肋骨と鎖骨の間には隙間ができるのでそこに神経、血管が通ります。鎖骨下筋も同じようなところにありますので、緊張があれば施術対象です。徒手検査は肋鎖テストで見極めます。

胸郭出口症候群で鍼灸治療を選ぶ基準とは?

胸郭出口症候群に対する治療は、整体、マッサージ、薬など色々あります。その中で鍼灸治療だけは、手技では届かないところにある原因筋や神経への直接アプローチが可能です。症状のレベルによっては整体、マッサージ、薬でも解決できる症状があるかもしれませんが、鍼でしかアプローチ出来ない原因も、もちろんあります。色々治療法がある中で手術、薬以外のことは鍼灸治療でほぼ網羅できますので、おススメだと思っています。

当院の胸郭出口症候群の鍼灸治療

実際の胸郭出口症候群の鍼灸治療の一部です。一般的なツボも使用しますが、当院では原因の筋肉+首肩背骨周りなど、広範囲に施術を行います。何故なら神経・血管を圧迫している原因だけをアプローチしても、今まで症状に耐えていた他の疲労が原因で、繰り返し症状が現れるからです。

まとめ

今回は胸郭出口症候群について当院の考えをお伝えしました。もし手のシビレや冷え、握力低下が胸郭出口症候群によるものであれば、鍼灸治療もアプローチの1つになります。リュックサックやカバンを肩にかけてシビレてきたりするのも胸郭出口症候群の疑いがあり、状態が進行すると長期戦になりやすいので、お早めのケアが重要です!

他にももっと詳しく鍼灸のことを知りたい場合は別記事でも紹介しております!

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