こんにちは!富田林市の鍼灸院元気のツボの寺元です。皆さんは慢性前立腺炎という病気をご存じでしょうか?慢性前立腺炎とは、前立腺と呼ばれる男性の生殖器の一部の炎症が三ヵ月以上続く状態のことをいいます。前立腺は尿道の周りにあり、射精時に精子を運ぶ一部を構成しています。この炎症は通常、細菌感染が原因で起こりますが、細菌が見つからない場合もあり、その場合、積極的な治療法が無く、困っている方が多いようです。ここではその慢性前立腺炎について、当院の考え方、鍼灸治療の解説をしていきます。
他にも鍼灸の効果や適応症状についても別の記事でご紹介していますのでこちらもぜひ読んでみてください!
一般的な慢性前立腺炎の鍼灸治療
慢性前立腺炎の鍼灸治療では、骨盤、下腹周りのツボに鍼を刺し、症状改善を図ります。場所としては「次髎」「下髎」「中極」「関元」などがあります。これらのツボには血流を改善し、炎症を和らげる効果が期待されます。
慢性前立腺炎の症状で鍼灸治療を選ぶ基準とは?
まずは泌尿器科で診断してもらってください。泌尿器科では細菌の有無を調べ、細菌性であれば抗生剤を処方してもらえれば良くなっていきます。鍼灸治療では非細菌性で原因の特定できないタイプを主に施術します。薬、漢方薬の効果が芳しくなく、現状積極的な治療法が無い場合は鍼灸治療を選択肢に入れてみてもいいと思います。
当院の慢性前立腺炎の鍼灸治療
当院が行っている施術は、前立腺への施術では無く、陰部神経への施術です。急性期が過ぎたとしても症状が残っている場合、非細菌性で原因不明の場合、前立腺を支配している陰部神経が悪さをしている可能性があります。施術箇所は梨状筋を含めた、坐骨神経痛の施術部位、またはそこから少し仙骨寄りに鍼を刺し、パルスを流します。
まとめ
今回は慢性前立腺炎について当院の考えをお伝えさせていただきました。もし病院へ行って、検査をしても細菌は検出されず、それでも陰部の症状が残っている場合は陰部神経痛かもしれません。その場合でしたら鍼灸治療がお役に立ちます。もし効果がある場合は、1回~3回目で実感していただけると思います。慢性前立腺炎でお困りの方はお気軽にご相談ください。
もっと詳しく鍼灸のことを知りたい場合は別記事でも紹介しております!
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