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  • 2023年10月21日

腱鞘炎の鍼灸治療について詳しく解説!

こんにちは!富田林市の鍼灸院元気のツボの寺元です。皆さん腱鞘炎の症状にお悩みの方はいらっしゃいませんか?主に家事やスマホなど、手を頻繁に使う機会が多い場面で、症状がよく発症します。これらは、関節を動かす腱の付着部周りにおける慢性的な炎症です。今回は腱鞘炎について当院の考えや鍼灸施術を解説していこうと思います。

ちなみに鍼灸の効果や適応症状についても別の記事でご紹介していますのでこちらもぜひ読んでみてください!

一般的な腱鞘炎の鍼灸治療

腱鞘炎(関節)の鍼灸治療は、痛みの緩和、炎症の軽減、筋肉のリラクゼーション、血流の促進、関節機能の回復を促進するために行います。使うツボとしては「手三里」「陽池」「陽谷」「温溜」「列欠」などがあります。しかし、症状のある所や周辺だけを施術していても何度も再発を繰り返し痛めてしまいます。なぜなら腱鞘炎になってしまう方は関節の連動性に問題があることが多く、関節を動かす筋肉も並行して施術しないと改善していかないのです。

腱鞘炎のタイプ

腱鞘炎の一般的な原因は、その部位を過度に使用することにあります。しかし、原因が不明なケースもあり、時には体調やホルモンバランスの変動が免疫機能を乱し、炎症が発生しやすい状態になる可能性もあると考えています。そこでここでは、タイプ別に腱鞘炎の説明をしていきます。

使い過ぎタイプ

ほとんどの方が、手の使い過ぎによる炎症によって発生します。そのため、痛みのある部位を局所的に治療すると同時に、関節を動かす筋肉の治療が必要です。これは、腱鞘炎だけでなく、全ての関節に対して言えることですが、関節の連動性がスムーズでない場合、再発のリスクが高まります。たとえば、猫背やストレートネックといった不良姿勢を持つ人と、正しい姿勢を保ちながら活動する人とでは、関節への負担や腱鞘炎のリスクにかなりの違いがあります。したがって、指、手首、肘、肩、体幹など、体全体の可動域制限を確認することも重要になります。

ホルモンバランスの乱れタイプ

女性の方に向けての話ですが、妊娠中や出産後は体内でホルモンの変動が激しくなります。また、妊娠中は体重が増え、さらに関節に負担をかけてしまうこともあるので、腱鞘炎のリスクが上がります。更年期に入ると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下していきます。エストロゲンは関節や腱の生成に関連しているので、更年期の女性も腱鞘炎のリスクが上がってしまいます。

腱鞘炎で鍼灸治療を選ぶ基準とは?

腱鞘炎の鍼灸治療の強みの一つとしては腱を広範囲にアプローチすることができることです。これは手技では難易度が高いです。しかし、腱鞘炎で整形外科、整骨院、整体院、リラクゼーションマッサージやストレッチなどを受け、ご自身が納得できるほどの改善が見込まれたのであれば、それがあなたにとって一番いい施術になります。まずは一度施術を受けてみて、ご自身がどのような体の状態かを説明してもらい、どれが自分に合った施術なのかを相談した方が判断しやすいと思います。

当院の腱鞘炎の鍼灸治療

腱鞘炎の治療には、関節運動を担当する筋肉と痛みの発症部位に対するアプローチが欠かせません。しかし、分かっていても、中々良くならないのが腱鞘炎です。治療方法は基本的なものですが、その効果を最大限に引き出すにはコツがあります。筋肉が骨に付着する部位を鍼で正確に刺激することが一番効果的です。このアプローチによって、痛みを緩和し、炎症を和らげることが出来ます。要するに、鍼を刺す場所、角度、深さが非常に重要になります。

まとめ

今回は腱鞘炎について当院の考えをお伝えしました。もし病院でステロイド注射、マッサージ、でも効果が芳しくない場合は、鍼灸治療もアプローチの1つになります。腱鞘炎の場合、状態が進行すると「ばね指」という曲げたまま指が伸びない状態になり、最悪手術ということもありますのでお早めにケアをしてあげてください。

もっと詳しく鍼灸のことを知りたい場合は別記事でも紹介しております!

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