こんにちは!富田林市の鍼灸院元気のツボの寺元です。皆さんは股関節の痛みでお困りではないでしょうか?股関節痛の代表的なものとして、変形性股関節症、臼蓋形成不全、大腿骨頭壊死、グロウインペイン、ばね股などがあり、原因は多岐にわたります。ここでは股関節痛について、当院の考え方、鍼灸治療の解説をしていきます。
ちなみに鍼灸の効果や適応症状についても別の記事でご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください!
一般的な股関節痛の鍼灸治療
一般的な鍼灸治療は次の通りです。
ツボ刺激による、痛み・血流の改善
患部の筋緊張の緩和
自律神経の調整
使用するツボとしては股関節周りの「環跳」「居髎」「髀関」などがあります。狙う筋肉は股関節の動きに関連する大・中・小殿筋、大腿筋膜張筋、梨状筋、腸腰筋など腰から殿部まで広範囲にアプローチします。自律神経は鍼灸をすれば、自動で調整してくれます。
股関節痛のタイプ3選
股関節痛で来院される代表的なものを説明させていただきます。
変形性股関節症・大腿骨頭壊死症(骨の問題)
股関節を形成する「骨」自体が変形してしまい、症状が出てしまっている状態です。改善に一番時間がかかり、股関節の軟骨や骨自体がすり減り、変形していく疾患です。これは体重の増加や加齢に伴って進行し、症状が現れます。この場合は股関節の変形自体をを元に戻すことは出来ないので、変形が進行しないように施術していきます。
股関節臼蓋形成不全・股関節唇損傷(靭帯、関節唇の問題)
人より生まれつき関節のくぼみが浅く、大腿骨頭が関節にうまくハマり込んでない状態の人です。この場合、股関節周りの筋肉や靭帯、関節唇といわれるゴムパッキンの負担が多く、故障しやすいので、運動も含めた施術をしていきます。
グロウインペインシンドローム(筋肉の問題)
鼡径部(コマネチライン)や大腿部の付け根周りの痛みのことを言います。主にサッカーなど足を振り回すスポーツに多い障害といわれています。つまりオーバーワークです。腸腰筋のケアで痛みが治まりやすいです。
股関節痛で鍼灸治療を選ぶ基準とは?
症状が慢性的で、他の治療法が効果的でない場合。特に、薬や物理療法(電気、温熱、光線)でも改善の見込みが低い場合は、鍼灸治療を選択肢に入れてみてください。
当院の股関節痛の鍼灸治療
股関節痛にも色々な原因はありますが、関節が問題の場合、股関節周りの軟部組織が損傷して、インピンジメントを起こし、大腿骨頭と関節窩の間にスキマが出来ていることが多いです。当院ではそのスキマに鍼を入れて、股関節の詰まりや症状を改善していきます。
まとめ
今回は股関節痛について当院の考えをお伝えさせていただきました。股関節の問題は腰や膝などにも関係が深いので、放置すると2次被害が起こります。故障した関節に鍼灸の積極的な施術を行えば大幅な治癒期間の短縮ができます。もし股関節の痛みや動きにお悩みがある方は是非一度お試しください!
もっと詳しく鍼灸のことを知りたい場合は別記事でも紹介しております!
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